感染症の領域においても新規薬剤の研究・開発は活発に行われていますが、抗菌薬の適正使用が叫ばれる中、長年にわたり用いられてきたぺニシリン系薬剤の有用性、安全性が見直されています。
そこで、ぺニシリン系薬剤(ペントシリン)に焦点をあてたシリーズを企画し、その作用機序、ぺニシリンの歴史と呼吸器感染症治療における位置づけ、パッグ製剤の特性と多面的なメリット、ペントシリンの合成経路や製造環境・製造工程、PK-PD理論に基づいた投与法の考え方、症例情報から診断・治療を考えるケーススタデイといつた広範な内容をお届けすることにいたしました。