臨床成績

カルシウム代謝に与える作用(国内後期第Ⅱ相臨床試験:用量設定試験)

補正血清カルシウム値は、プラセボ群では変動がありませんでしたが、エディロール投与群で投与2週間後には上昇し、投与終了4週後には投与前値に回復しました。

補正血清カルシウム値*の推移(平均値)[その他の評価項目]
試  験 国内後期第Ⅱ相臨床試験 プラセボ対照二重盲検比較試験
目  的 原発性骨粗鬆症患者に対するエディロールの有効性及び安全性を検討し、臨床推奨用量を決定する。
対  象 原発性骨粗鬆症患者225例
  • 安全性評価例
    219例(プラセボ群53例、0.5μg 群55例、0.75μg 群55例、1.0μg 群56例)
  • F A S 対象例
    219例(プラセボ群53例、0.5μg 群55例、0.75μg 群55例、1.0μg 群56例)
  • P P S 対象例
    218例(プラセボ群52例、0.5μg 群55例、0.75μg 群55例、1.0μg 群56例)
方  法 エディロール0.5μg、0.75μg、1.0μgまたはプラセボを1日1回朝食後に48週間連日経口投与した。試験薬または対照薬投与前の25(OH)D値が20ng/mL未満の場合は、ビタミンDを1日400IU、20ng/mL以上の場合は1日200IU補給した。(※:承認用量外)
主要評価項目 腰椎骨密度
副次評価項目 骨代謝検査値
その他の評価項目 大腿骨近位部骨密度、補正血清カルシウム値、補正尿中カルシウム値等
解析計画
  • 【主要評価項目】
    48週時のベースラインからの変化率をWilliamsの多重比較を用いてプラセボ群とエディロール投与群とを比較した。[有意水準片側2.5%(PPS対象)]
結  果
  • 【主要評価項目】
    エディロール投与群において、48週後の腰椎骨密度を0.5μgで2.16%、0.75μgで2.64%に増加させ、プラセボ群と比較して有意な増加を認めた(p<0.01、Williamsの多重比較)。
安 全 性 本試験において、副作用はプラセボ群に15.1%(8/53例)、エディロール0.5μg群に30.9%(17/55例)、エディロール0.75μg群に27.3%(15/55例)、エディロール1.0μg群に48.2%(27/56例)に認められた。プラセボ群の主な副作用は血中アルカリホスファターゼ増加であり、プラセボ群7.5%(4/53例)に認められた。エディロール投与群の主な副作用は、尿中カルシウム増加、血中カルシウム増加 注)であり、尿中または血中カルシウム増加の発現率は、0.5μg群に10.9%(6/55例)、0.75μg群に12.7%(7/55例)、1.0μg群に37.5%(21/56例)であった。投与中止に至った副作用は0.5μg群で血中カルシウム増加1例(1.8%)、1.0μg 群で血中カルシウム増加2例、尿中カルシウム増加1例の計3例(5.4%)に認められた。重篤な副作用及び死亡に至った副作用は認められなかった。
注)補正血清カルシウム値が10.4mg/dLを超えた場合を集計

承認時評価資料:後期第II相試験
Matsumoto T, et al.; J Clin Endocrinol Metab 2005; 90: 5031-5036.
利益相反:本研究は中外製薬の援助により実施しています。

<用法・用量に関連する使用上の注意>
血清カルシウム値を定期的に測定し、高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬すること。